川崎市 呼吸する家
中古住宅購入からのリノベーションがひとつ仕上がりました。
この家の名前は「呼吸する家」。
「この家で家族が心地よく、自然体で暮らしていけるのは、家自体も自然素材で創られていて、呼吸をしながら、家族を包み込んでくれている感じがする」と感じたお施主さまがつけました。
間取り変更はせず、仕上げの素材を重視した、質の向上のリノベーションです。
真壁(柱がでている和風の壁)の聚楽の壁を、調湿効果抜群の「しらす壁」に塗り替え、和室だった部屋は畳を杉板に張替、フローリングだった部屋は部屋の雰囲気を残せるようにアルダー(ナラ)の無垢材に張替しました。
メインの玄関ホールと吹き抜けの階段もシラス壁に塗り替え。落ち着いた感じはそのままに、明るい空間となりました。シラス壁の良さは、写真ではお伝えできないのが残念です。
洗面台は1階も2階も造作洗面台です。
一方、2階は床は張り替えずに既存のまま、壁は漆喰塗り、造作家具とデザインガラスをはめ込んだ窓を作り、お気に入りの空間をつくることにこだわりました。
食器棚はシンプルに。自然素材接着材(米糊・にかわ)の家具なので食器をいれても安心です。ガラスはデザインガラスを選びました。
こちらは古い勝手口ドア。交換するとなると外壁の工事もしなくてはならないため、費用がかさみます。なので黒板塗料を塗ってイメージを変えました。
費用をかけるところとかけないところ、気持ちよくすごせる場所を造る、どこにこだわりたいか…リノベーション成功の秘訣です。
そしてたくさんお客さんと話しをして、職人さんと共に現場を創っていく、それが創和の家造り・暮らし造りです。