藤野の家
築浅の2×4の中古物件。洋風で感じの良い建物ですが、手入れをされていなかったため、雨漏れや結露で状態が悪く、全体的に手を入れていかなければならない物件でした。
藤野の家のYさまは移住目的で、この物件を購入。
中古の物件探しから購入、リノベーションまで、創和建設で案内させていただきました。
そこで、藤野観光協会の「移住+リノベ」に適用される「里まっち」という補助金を利用しました。
この補助金は「インスペクション・耐震診断・定期報告」が義務付けられます。
空家を減らし、建物を長く、よりよく使うための補助金です。
インスペクションをして、家の悪いところをしっかり調査し、耐震構造についてもチェックします。
インスペクションは建物の水平・雨漏跡はないか、基礎のクラック・鉄筋は入っているかなどもチェックしていきます。そして補助金を使って悪いところを修繕していきます。
「失敗してもいいから、楽しいと思うことを試してみる家」というテーマで始まったリノベ計画。
想像力豊かで、常に前向きなYさまご夫婦。「こっちの方が楽しい!」と思ったら、既成概念にとらわれず自分たちの生活スタイルを創造しながらプランを進めます。
広々となったキッチンを中心とするLDK。間仕切りをとってしまったことで、生活スタイルによりフレキシブルに変化します。
今回は洋風な建物なので、床と建具はパインを使います。
2階はコストを落として杉材です。張替するなら、足ざわりのよい無垢材にこだわります。
そして壁は漆喰を塗ります。今回は優しい色にしたいな~というご希望から、LDKはクリーム。寝室はピンクを混ぜた漆喰を使いました。
生活してみてどうですか?の質問に
「旅行に行っても”家がいいね”と、帰りたくなっちゃうんだよね~」と笑顔で答えてくれました。