2020年02月08日 / 創和リフォーム工房スタッフブログ
古民家リノベーション 「蚕の家」
相模原市藤野地区、築年数…不明の古民家。
ブログでも何度か登場した古民家が、昨年末にようやく完成しました。
いわゆる伝統的な日本の間取り「田の字」プランの古民家。
すべて畳の部屋。間仕切りはほぼ襖と障子です。
雨漏りで朽ち落ちた下屋、基礎はなく、束石からいつ柱が落ちてもおかしくないほどでした。
解体し
曲がりくねった栗丸太の土台にびっくりし((+_+))
どうなることかと思いましたが。
床下地ができて、気を付けなくとも歩けるようになり、外壁の防水紙を貼ってからは雨の心配もなくなりました。
あとは、いつもの工程。
玄関の框をいれて、杉の床を張ります。
屋根も葺き替えです。
外壁の羽目板はお施主さんが塗装します。
新築も、リフォームも、職人さんだけが造るのではなく、お施主さま、職人、そして工務店側、三位一体の気持ちが揃ってよい仕上がりとなります。
スタートした季節は夏、紅葉の秋…そして、お引き渡しできたのは冬になってしまいました。
その間も、この家の大黒柱と小黒柱は見守ってくれていました。だれもケガすることなく、お施主さんに引き渡すことができました。感謝です。
これからも住み繋いでいく家。お施主さまはもちろん、ここを訪れる方と様々な出会いが、素晴らしい時間となりますように!