2020年03月07日 / 創和リフォーム工房スタッフブログ
高尾山リトリート
世の中ウィルスの話題で、気がめいりそうになるこの頃。
仕事の合間に、裏高尾にリトリートしてきました。
「リトリート」とは⁈
「リトリート」の言葉の意味は、主に「退去・隠居・避難」など。 分かりやすく言うと、仕事や家庭・人間関係などの日々の忙しい生活から離れ、自分だけの時間も持ったり、リラックスすることで疲れを癒す方法のことを指している。
自然にふれ、新鮮な空気をたくさん吸って、たった2時間ですが、気持ちのよい時間を過ごしてきました。
高尾山リトリートのガイドをしてくれるのは、山口剛さん。植物の話を聞きながら一緒に歩きます。
高尾山には1500種類の植物があります。屋久島は1900種類…面積比で考えると、狭い場所にたくさんの種類が混在しているのがわかりますよね。
植物の名前や、どんな風に生きているのか、聞くのはとても楽しいです。
そして、虫眼鏡を持って小さな植物をのぞいてみたり。
アズマイチゲが咲いていました。別名雨降り花。雨が降るときは閉じてしまう花です。今日は閉じ気味。
高尾山にもたくさん生えてる、私たちがよく床材や壁に使っている「杉」。
「日本古来の材料で、日本は真っ直ぐ育つ杉があったから桶を作り、道具として使っていた。杉で桶を作れたから、醤油やお酒を発酵することができたし、糞尿を畑に運んだりすることで衛生的に過ごすことができた。ヨーロッパ等ではそういう文化がなかったので、衛生面は遅れていたために、香水文化が発展したんですよ」
なんて話を聞きながら「へえー」と杉をながめてたり。
「イノデ」という植物も初めて聞きました。
中央をよく見ると、新しい芽がスタンバイしています。
くるくるしているのが、みょ~んと伸びてきて、葉っぱが出てきます。
古い葉っぱは新しい芽がでてくるまで、保護の役割をしているそうです。
イノデは水場を好むシダ科の植物です。杉も水場を好むので、杉が植えられる目安となるそうです。
逆に水場を好まないヒノキは、同じく水場を好まないべニシダが植える目安になるそうです。
そしてよく見ると、杉も蜜がでるんですね。
しずくみたいでキレイです。
残念だったのは、台風19号の被害です。
林道は整備されていましたが、木がなぎ倒され、相当の水の被害があったんだなと想像できます。
「でもこれも”自然界のかく乱””で、こういうことがないと、強い植物だけがどんどん強く育ってしまうので、あっていいんですよ」と。
ほんの400mほどの距離を、1時間半ほどかけて歩いたあと、ストレッチして、リトリート終了!
頭と身体がすっきりして、また日常に戻ります!